住宅の断熱性能の重要性
そもそも、なぜ住宅の断熱性能が注目されているのでしょうか。一般社団法人住宅生産団体連合会による資料「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」を参考に、断熱性能の重要性について確認していきましょう。
高断熱の住宅は健康で快適な生活ができる
住宅の断熱性能や気密性が低いと、どれだけ室内の温度を調節しても、外気に影響されて快適な温度が保てません。一方、断熱性能の高い住宅であればは、室温が外気に影響されにくいため、一年中快適に過ごせる室温を保ちやすいのです。
参照元:一般社団法人 住宅生産団体連合会|快適・安心なすまいなるほど省エネ住宅
>>断熱性能が低い住宅の3つのリスクとは?水戸市・ひたちなか市の気候をふまえて解説
参照元:一般社団法人 住宅生産団体連合会|快適・安心なすまいなるほど省エネ住宅
>>断熱性能が低い住宅の3つのリスクとは?水戸市・ひたちなか市の気候をふまえて解説
省エネ住宅で光熱費の節約も!
高断熱住宅のメリットは、健康的で快適な生活ができるだけではありません。「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」では、断熱性能の異なる省エネ住宅ごとに光熱費を比較しています。
これによると、東京23区を例とする温暖地において、これまでの断熱性能の低い住宅と一般的な省エネ住宅の光熱費の差は年間で6万円以上。さらに高性能な省エネ住宅では、12万円以上もの差があったとしています。このように、住宅の断熱性能を高めることで、光熱費の節約につながるのです。
>>注文住宅における断熱性能の違いによる室温と光熱費の違いとは?|水戸市・ひたちなか市の場合
これによると、東京23区を例とする温暖地において、これまでの断熱性能の低い住宅と一般的な省エネ住宅の光熱費の差は年間で6万円以上。さらに高性能な省エネ住宅では、12万円以上もの差があったとしています。このように、住宅の断熱性能を高めることで、光熱費の節約につながるのです。
>>注文住宅における断熱性能の違いによる室温と光熱費の違いとは?|水戸市・ひたちなか市の場合
水戸市の高断熱住宅は断熱材選びが重要
水戸市の場合、住宅の断熱性能は重要なのでしょうか。水戸市の冬は、北西の乾いた季節風が吹き、-10℃以下となることもあります。冷たい風を防ぎ、寒い外気に影響されにくい室内空間をつくるためにも、住宅の断熱性が重要だといえるでしょう。
一方、夏は太平洋からの風の影響で、高温多湿となり雨が降りやすい地域です。このような、じめじめとした蒸し暑さを乗り切るためにも、断熱性能は高い方が良いでしょう。しかし、水戸市のように高温多湿な地域では、断熱材を適切に施工しないとかえって結露で建材が腐り、住宅を劣化させる原因ともなってしまいます。そのため、正しい断熱方法が重要となるのです。
一方、夏は太平洋からの風の影響で、高温多湿となり雨が降りやすい地域です。このような、じめじめとした蒸し暑さを乗り切るためにも、断熱性能は高い方が良いでしょう。しかし、水戸市のように高温多湿な地域では、断熱材を適切に施工しないとかえって結露で建材が腐り、住宅を劣化させる原因ともなってしまいます。そのため、正しい断熱方法が重要となるのです。
水戸市で注文住宅を建てるときに断熱材も考えよう!
もちろん、建築後に断熱性能をあげるためのリフォームも可能です。しかし、建てた後から断熱改修などをする場合、新築時に高断熱にしておくよりも割高になってしまいます。そのため、家を建てるときから、断熱性能を意識しておくことが重要です。
住宅の断熱は、3つの施工方法と3種類の断熱材がポイントになります。ここからは、それぞれの基礎知識についてチェックしていきましょう。
参照元:COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。|CO2削減のために、いまできるコト キーワードは「断熱」 快適温度で居心地のいい家づくり
住宅の断熱は、3つの施工方法と3種類の断熱材がポイントになります。ここからは、それぞれの基礎知識についてチェックしていきましょう。
参照元:COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。|CO2削減のために、いまできるコト キーワードは「断熱」 快適温度で居心地のいい家づくり
断熱を叶える3つの施工方法
断熱材を施工する方法はおもに3つ。建物構造内部に断熱材を充てんする「充てん断熱(内断熱)」、建物構造外部に断熱材を貼る「外張り断熱(外断熱)」、そしてそのどちらも施工する「付加断熱」です。
充てん断熱(内断熱)
木造住宅で使われることが多い充てん断熱は、その名の通り壁に液体状の断熱材を吹き込んで充てんしたり、ボードやシート状の断熱材を敷き詰めたりする断熱工法です。壁の内側を活用して断熱材を敷き詰めるので、断熱のためにスペースを設ける必要がなく、比較的安価に施工できます。一方で、柱を避けて断熱材を敷かなければならないので、その分断熱性能が低下したり、気密性や防湿性の対策が必要になったりというデメリットもあります。
外張り断熱(外断熱)
外張り断熱は、家全体の外側を包み込むように断熱材を貼って断熱する工法です。建物の外側から断熱できるので、構造内部の結露が発生しにくくなります。また、充てん断熱工法と違い、途切れることなく断熱材を貼れるため、断熱性能が落ちにくいというメリットも。しかし、家の外側全体を囲む必要があるため、充てん断熱工法に比べて、コストが高くなりがちです。
付加断熱
付加断熱は充てん断熱と外張り断熱どちらも施工する工法です。建物内部と外部どちらからも断熱できるため、断熱性能が極めて高くなります。しかし、使用する断熱材や工数が増えるため、その分費用も割高に。熱を伝えやすい外壁と内壁をつなぐ部分など、断熱性が弱くなる部分を補助的に断熱する役割を担っています。
断熱材は大きく分けて3種類
断熱材の施工方法を紹介しましたが、次はおもに使われる断熱材を紹介します。住宅の躯体に使われる断熱材は、「無機繊維系」「木質繊維系」「発泡プラスチック系」と大きく分けて3種類。このなかにもさまざまな種類の断熱材があり、使用する場所によって使い分けできます。
無機繊維系断熱材
無機繊維系の断熱材は、グラスウールやロックウールなど、繊維のなかに空気を閉じ込める布団のようなふかふかとした材質です。比較的低コストであることに加え、防火性にも優れているため、充てん断熱を採用する多くの住宅に使用されています。
しかし、他の断熱材よりも熱伝導率が高く、同じだけの断熱効果を得るためには厚みが必要。近年求められているZEHなどの高い断熱性能を満たすためには、補強として付加断熱工法が増えると予想されています。
しかし、他の断熱材よりも熱伝導率が高く、同じだけの断熱効果を得るためには厚みが必要。近年求められているZEHなどの高い断熱性能を満たすためには、補強として付加断熱工法が増えると予想されています。
木質繊維系断熱材
木質繊維系の断熱材は、文字通り木など天然の素材を原料としてつくられた断熱材。セルロースファイバーやインシュレーションボードが木質繊維系断熱材に分類されます。無機繊維系や発泡プラスチック系に比べて採用される比率は少ないですが、自然素材で調湿性に優れているため、健康面や環境面で評価されています。
耐火性やシロアリ対策が心配な木質ですが、セルロースファイバーの場合は難燃剤や防虫効果のあるホウ酸と組み合わせてつくられているため、耐火性や防虫性も安心です。
耐火性やシロアリ対策が心配な木質ですが、セルロースファイバーの場合は難燃剤や防虫効果のあるホウ酸と組み合わせてつくられているため、耐火性や防虫性も安心です。
発泡プラスチック系断熱材
発泡スチロールのように細かな泡を閉じ込めた発泡プラスチック系は、以下のようなものがあげられます。
・押出法ポリスチレンフォーム
・ビーズ法ポリスチレンフォーム
・硬質ウレタンフォーム
・フェノールフォーム
・ポリエチレンフォーム
これらの発泡プラスチック系は材質によって特性が異なりますが、断熱性能の高さはほぼ同じです。あらかじめボード状になったタイプと、現場で吹き付けるタイプがあり、ボード状は外張り断熱工法に適していますが、施工性の良さから近年は吹き付けるタイプの採用も増えています。
原材料が有機物であるためコストと耐火性が難点です。フェノールフォームは、熱に強い特徴があり断熱性にも優れていますが、他の断熱材に比べて高価です。予算と性能のバランスを見て検討する必要があるでしょう。
参照元:積水化学工業 田中伸弘|ゼロ・エネルギー住宅に向けた断熱材
・押出法ポリスチレンフォーム
・ビーズ法ポリスチレンフォーム
・硬質ウレタンフォーム
・フェノールフォーム
・ポリエチレンフォーム
これらの発泡プラスチック系は材質によって特性が異なりますが、断熱性能の高さはほぼ同じです。あらかじめボード状になったタイプと、現場で吹き付けるタイプがあり、ボード状は外張り断熱工法に適していますが、施工性の良さから近年は吹き付けるタイプの採用も増えています。
原材料が有機物であるためコストと耐火性が難点です。フェノールフォームは、熱に強い特徴があり断熱性にも優れていますが、他の断熱材に比べて高価です。予算と性能のバランスを見て検討する必要があるでしょう。
参照元:積水化学工業 田中伸弘|ゼロ・エネルギー住宅に向けた断熱材
断熱材の選び方
このように、さまざまな種類のある断熱材。どのように選べばいいのでしょうか。ここからはどのように断熱材を選択すればいいのか、確認していきましょう。
費用と効果のバランスを考える
断熱材は種類もさまざまであり、特性やコストも異なります。
例えば、発泡スチロール系は耐水性・耐久性に優れていますが、コストが高くなりがち。そのため、耐水性が低いものの安価で手に入る無機繊維系の断熱材を、湿気の影響が少ない部分に限って施工するなどの選択もあり得ます。
>>茨城県ひたちなか市の建築相場と坪単価まとめ!自分の年収でできる家づくりとは?
例えば、発泡スチロール系は耐水性・耐久性に優れていますが、コストが高くなりがち。そのため、耐水性が低いものの安価で手に入る無機繊維系の断熱材を、湿気の影響が少ない部分に限って施工するなどの選択もあり得ます。
>>茨城県ひたちなか市の建築相場と坪単価まとめ!自分の年収でできる家づくりとは?
地域の断熱に強い施工会社に相談する
家を建てるエリアや生活スタイルによって、最適な断熱材もさまざま。断熱材の基礎知識を身につけたら、家を建てたいエリアで断熱に強い施工会社へ相談するのが安心です。
特に、予算を割いて性能の高い断熱材を選んでも、施工経験や技術力が不十分な場合は求める断熱性能が得られないだけでなく、結露や腐食の原因となり住宅の耐久性にも影響します。そのため、断熱材の知識と施工技術が豊富な施工会社を選ぶのがおすすめです。
特に、予算を割いて性能の高い断熱材を選んでも、施工経験や技術力が不十分な場合は求める断熱性能が得られないだけでなく、結露や腐食の原因となり住宅の耐久性にも影響します。そのため、断熱材の知識と施工技術が豊富な施工会社を選ぶのがおすすめです。
水戸市で高断熱な注文住宅はR+house水戸ひたちなかへお任せください
R+house水戸ひたちなかでは、断熱性と気密性を高める施工を得意としています。「本物の環境にやさしい家を目指して」をモットーに、計算しつくされた断熱性能を実現。水戸市をはじめ、ひたちなか市や那珂市、東海村、鉾田市など、どの地域でも省エネで快適に暮らせる住宅性能にこだわった注文住宅をご提供しています。
水戸市周辺で高断熱な住宅の快適な暮らしを求めている方は、ぜひR+house水戸ひたちなかにご相談ください。
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