木造住宅と非木造住宅の割合は?
最初に、木造住宅と非木造住宅の割合を見てみましょう。2018年に総務省統計局が実施した住宅・土地統計調査によると、木造住宅の割合は、住宅全体の約57%を占めており、非木造住宅は約43%となっています。木造住宅の割合は、1978年に約82%を占めていたことから、徐々に減少傾向であることが分かります。しかし一戸建て住宅に絞ってみると、木造住宅の割合は約93%を占めており、木造住宅がほとんどであることが分かりました。
非木造住宅とは、鉄筋・鉄骨コンクリート造や鉄骨造などです。このうち、約80%を占めているのが鉄筋・鉄骨コンクリート造です。
参考元:平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計 結果の概要
非木造住宅とは、鉄筋・鉄骨コンクリート造や鉄骨造などです。このうち、約80%を占めているのが鉄筋・鉄骨コンクリート造です。
参考元:平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計 結果の概要
木造住宅・鉄骨造住宅・鉄筋コンクリート造住宅とは
続いて、構造の特徴とメリット・デメリットを見てみましょう。
木造住宅とは
木造住宅は、主に木材を使用して建てられており、一般的で普及率が高い住宅です。日本では古くから木造住宅が建てられており、神社仏閣などの建物にも使用されています。
木造住宅のメリット
木造住宅のメリットは、鉄骨や鉄筋コンクリート造と比較し費用がかからない点です。建材を安く入手できるため建築費用が抑えられます。また土台や柱で強度を保ち、屋根を支えるシンプルな構造であるため、間取りやデザインにかかる制約が少なく、将来的に家族構成の変化に応じてリフォームしやすいでしょう。
さらに木は熱を伝えにくい特徴や、加工しやすく気密施工をしやすい特徴を持つため、高断熱・高気密な住宅を建てやすい利点もあります。湿気も吸収してくれるため、結露やカビが発生しにくいのもメリットです。そのため、高温多湿な日本の気候に合う家づくりができるでしょう。
耐震性に関しては、ほかの構造よりも劣っていると思う方が多いかもしれませんが、木造住宅は耐震性にも優れています。地震発生時には揺れを感じますが、揺れの強さは建物の重さに比例します。木造住宅の場合、建物自体の重さが鉄骨や鉄筋コンクリート造と比較して軽いため、揺れが生じにくいのです。木は伸縮性があるため、ほかの建築物と比較して揺れを吸収しやすい点もメリットです。工法によりさらに耐震性を高めることもできます。
>>水戸市で災害に強い注文住宅を建てよう!水害対策や耐震性の高い家づくりとは
さらに木は熱を伝えにくい特徴や、加工しやすく気密施工をしやすい特徴を持つため、高断熱・高気密な住宅を建てやすい利点もあります。湿気も吸収してくれるため、結露やカビが発生しにくいのもメリットです。そのため、高温多湿な日本の気候に合う家づくりができるでしょう。
耐震性に関しては、ほかの構造よりも劣っていると思う方が多いかもしれませんが、木造住宅は耐震性にも優れています。地震発生時には揺れを感じますが、揺れの強さは建物の重さに比例します。木造住宅の場合、建物自体の重さが鉄骨や鉄筋コンクリート造と比較して軽いため、揺れが生じにくいのです。木は伸縮性があるため、ほかの建築物と比較して揺れを吸収しやすい点もメリットです。工法によりさらに耐震性を高めることもできます。
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木造住宅のデメリット
木造住宅のデメリットは、害虫被害を受けやすいことや防音性が低い点です。木材を主食としているシロアリが発生すると住宅の建材が傷み、家が壊れやすくなってしまいます。また木材は音を通しやすいため、防音性を高めるためには防音性の高い断熱材やサッシ、窓ガラスの使用が必要になるでしょう。
さらに木造住宅は、品質にばらつきが生じやすい傾向があります。木造住宅を取り扱うハウスメーカーや工務店は多く、材料の選び方や施工のノウハウ・技術力は様々です。そのため、信頼できる建築会社を選択することも重要でしょう。
さらに木造住宅は、品質にばらつきが生じやすい傾向があります。木造住宅を取り扱うハウスメーカーや工務店は多く、材料の選び方や施工のノウハウ・技術力は様々です。そのため、信頼できる建築会社を選択することも重要でしょう。
鉄骨造住宅とは
鉄骨造住宅は、構造材に鉄骨を用いて建てた住宅のことです。柱や梁に「H型鋼」や「角型鋼」などが使用され、ほかの部位には「溝型鋼」や「山形鋼」なども使用されています。戸建て住宅の場合は、厚さ6mm未満の鋼板を用いた軽量鉄骨造が採用されることがほとんどです。
鉄骨造住宅のメリット
鉄骨造住宅のメリットは、材料の強度が高いため柱のない大きな空間をつくりやすい点です。開口部を広くとることも可能で、日当たりの悪い土地でも日射を取り入れやすくなります。さらに軽量鉄骨造は、ある程度の工程を工場で済ませるため、工期が短く、構造品質も保ちやすいメリットがあります。
また、基本の構造が金属なのでシロアリ被害に遭う可能性も低いでしょう。
また、基本の構造が金属なのでシロアリ被害に遭う可能性も低いでしょう。
鉄骨造住宅のデメリット
鉄骨造住宅は、建築費用がかかるのがデメリットです。建築現場で加工するのが難しく、工場で加工するためコストがかかります。また重量が重い鉄骨造では基礎や地盤の補強も必要になるケースがあり、建物以外に掛かる費用が発生しやすいでしょう。
さらに鉄は錆びる特徴があるため、錆び対策をしっかりと施す必要があります。錆びてしまうと建物が弱くなってしまいます。また鉄は熱伝導率が高く外気温に左右されやすいため、木造建築よりも断熱性能に気をつかう必要もあるでしょう。
>>水戸市で家を建てるなら、高断熱住宅!UA値、ZEHなどの基礎知識も解説
さらに鉄は錆びる特徴があるため、錆び対策をしっかりと施す必要があります。錆びてしまうと建物が弱くなってしまいます。また鉄は熱伝導率が高く外気温に左右されやすいため、木造建築よりも断熱性能に気をつかう必要もあるでしょう。
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鉄筋コンクリート造住宅とは
鉄筋コンクリート造住宅は、RC造とも呼ばれ、鉄筋の間にコンクリートを充填させた構造で、木造よりも気密性や耐火性、遮音性などに優れています。一戸建て住宅にも採用されますが、取り扱う建築会社が少ない傾向にあります。
鉄筋コンクリート造住宅のメリット
鉄筋コンクリート造住宅のメリットは、工法上、柱や梁、外壁などが一体となっているため、気密性が高い点です。また壁や床が厚いコンクリートで充填されているため、遮音性も高いのがメリットです。また燃えにくい材質のため、火災発生時に被害を最小限に抑えられることから、火災保険料を下げられる特徴もあります。
>>注文住宅の気密性と光熱費の関係性は?水戸市やひたちなか市の気候と併せて解説
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鉄筋コンクリート造住宅のデメリット
性能が高い鉄筋コンクリート造住宅は、コストがかかるのがデメリットです。しかし、鉄筋コンクリート造はほかの構造と比べても耐用年数が長く、建て替えが必要になるまでの期間が長くなります。そのため、次世代に受け継ぎ、長く住める住宅をつくりたい場合には向いているかもしれません。
このほかデメリットとして挙げられるのは、鉄骨造と同様、重量があるため、地盤の補強が必要になるケースが多い点です。建築費に加え、地盤改良に費用がかかる可能性があることも念頭においておきましょう。
さらに透湿抵抗が高い分、結露が生じやすい傾向があります。建築する際には、換気システムや断熱材について十分に検討することが大切です。
>>注文住宅に換気が必要な理由とは?具体的な3つの換気方法を解説
このほかデメリットとして挙げられるのは、鉄骨造と同様、重量があるため、地盤の補強が必要になるケースが多い点です。建築費に加え、地盤改良に費用がかかる可能性があることも念頭においておきましょう。
さらに透湿抵抗が高い分、結露が生じやすい傾向があります。建築する際には、換気システムや断熱材について十分に検討することが大切です。
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水戸市周辺の台風や災害の災害発生率もチェック!
ここでは、水戸市やひたちなか市の位置する茨城県で過去に発生した台風や地震などの災害について確認しておきましょう。
2000年以降で人や建物に大きな被害を及ぼした水害としては、2015年9月の関東・東北豪雨があり、水戸市では床上浸水の被害を受けました。2019年9月の房総半島台風の際には人的被害のほか、ひたちなか市で住宅の一部損傷が3軒発生しています。また同年10月の東日本台風の際はさらに大きな被害を受けており、水戸市やひたちなか市などの4,000軒以上の住宅が全半壊や浸水の被害に遭いました。
茨城県では地震でも大きな被害を受けています。2011年に発生した東日本大震災では、ひたちなか市で30名の死傷者が出たほか、8,500軒以上の建物で全半壊や浸水被害を受けました。水戸市でも約80名の死傷者が出ており、さらに35,000軒以上の建物被害も発生しています。
政府の地震調査委員会が公表している「全国地震動予測地図(2020年版)」によると、今後30年以内に水戸市周辺で震度6弱以上の揺れが生じる確率は、80%以上とされています。茨城県は地震が発生しやすい地域であるため、充分な備えが必要であるといえるでしょう。
参考元:水戸地方気象台|茨城県の気象災害の記録
参考元:水戸地方気象台|茨城県の地震災害の記録
参考元:水戸地方気象台|令和元年台風第15号に関する茨城県気象速報
参考元:ひたちなか市|東日本大震災 ひたちなか市の被害状況(平成23年11月2日現在)
参考元:地震調査研究推進本部 地震調査委員会|全国地震動予測地図2020年版 地図編 関東地方
2000年以降で人や建物に大きな被害を及ぼした水害としては、2015年9月の関東・東北豪雨があり、水戸市では床上浸水の被害を受けました。2019年9月の房総半島台風の際には人的被害のほか、ひたちなか市で住宅の一部損傷が3軒発生しています。また同年10月の東日本台風の際はさらに大きな被害を受けており、水戸市やひたちなか市などの4,000軒以上の住宅が全半壊や浸水の被害に遭いました。
茨城県では地震でも大きな被害を受けています。2011年に発生した東日本大震災では、ひたちなか市で30名の死傷者が出たほか、8,500軒以上の建物で全半壊や浸水被害を受けました。水戸市でも約80名の死傷者が出ており、さらに35,000軒以上の建物被害も発生しています。
政府の地震調査委員会が公表している「全国地震動予測地図(2020年版)」によると、今後30年以内に水戸市周辺で震度6弱以上の揺れが生じる確率は、80%以上とされています。茨城県は地震が発生しやすい地域であるため、充分な備えが必要であるといえるでしょう。
参考元:水戸地方気象台|茨城県の気象災害の記録
参考元:水戸地方気象台|茨城県の地震災害の記録
参考元:水戸地方気象台|令和元年台風第15号に関する茨城県気象速報
参考元:ひたちなか市|東日本大震災 ひたちなか市の被害状況(平成23年11月2日現在)
参考元:地震調査研究推進本部 地震調査委員会|全国地震動予測地図2020年版 地図編 関東地方
水戸市周辺で注文住宅を建てるならR+house水戸ひたちなかへご相談ください!
どの構造にもそれぞれにメリット・デメリットがありますが、木造住宅はコスト面や耐震性などにおいてメリットの大きな構造であるといえます。R+house水戸ひたちなかは、そんな木造住宅を建築する工務店で、耐震性に優れた「R+パネル」を使用したパネル工法を採用しているのが特徴です。R+パネルは、断熱性能や防火性能にも優れているメリットもあります。さらに、全棟で構造専門の建築士が厳しい基準で確認する構造計算も実施しています。水戸市やひたちなか市周辺で注文住宅の購入を検討する際は、R+house水戸ひたちなかへご相談ください。